ダッチ(パンダウサギ)とは ダッチウサギは、別名パンダウサギとも呼ばれ、独特の白黒のツートンカラーが特徴的な品種です。オランダで発祥し、後にイギリスで交配され品種改良が進められました。歴史のある品種で、1910年にはアメリカのうさぎ協会でも公式に認定されています。日本では1960年代に輸入され、実験動物や愛玩動物として人気を集めました。

そんなこともあって、現在飼われている人気うさぎ品種というわけではないのですが、多くの方が「白黒のパンダみたいなうさぎ」を想像できるのではないでしょうか?

このページでは、そんなパンダうさぎことダッチの寿命や特徴を解説します。

ダッチの寿命

ダッチラビット
ダッチラビット:見た目がパンダのような白黒が特徴

ダッチの平均寿命は7~8年ほどと言われています。ただし、近年のペットウサギの飼育環境の改善や医療の発達により、10年以上生きる子も珍しくありません。適切な飼育環境と健康管理により、長生きするダッチも増えています。

ダッチの飼育環境

ダッチを含め、ウサギは一般的に温度変化に弱い動物です。特に高温に弱く、28度以上の環境下では熱中症のリスクが高まります。逆に寒さにも弱いので、冬場の急激な温度低下にも注意が必要です。ダッチの飼育に最適な温度は18~24度とされており、エアコンや暖房器具で調整しましょう。

ケージの設置場所

ケージは日光が直接当たらず、風通しの良い場所に設置しましょう。また、ダッチは臆病な面もあるので、人の出入りが多すぎる場所は避けた方が良いでしょう。騒音や振動の少ない、落ち着ける空間を用意してあげることが大切です。

ダッチの食事

ダッチの主食はペレットと牧草です。ペレットは年齢や体重に応じて適量を1日2回与え、牧草は常に食べられるよう用意しておきましょう。牧草は食物繊維が豊富で、胃腸の健康維持や歯の伸びすぎ防止に役立ちます。ダッチに限らずウサギにとって不可欠な食事です。

また、おやつは量を控えめにし、ドライフルーツや野菜などを少量与えるようにします。与えすぎは肥満につながり、健康を損ねる原因になるので注意しましょう。また、ダッチの好みに合わせて色々な種類のおやつを試してみるのも良いでしょう。

ダッチのお手入れ

ブラッシング ダッチは比較的毛が短く手入れしやすい品種ですが、定期的なブラッシングは必要です。換毛期には抜け毛が増えるので、ブラッシングの回数を増やしましょう。ブラッシングは毛玉予防や皮膚の健康維持に役立ちます。

ダッチの爪は伸び続けるので、定期的な爪切りが必要です。爪が伸びすぎると歩行時に引っかかったり、ケガの原因になります。慣れないうちは嫌がることもありますが、少しずつ慣らしていきましょう。爪切りが難しい場合は、動物病院で行ってもらうのも一つの方法です。

ダッチに多い病気と予防法

ダッチに多い病気と予防法ですが、ダッチだからこそリスクが高いものというよりは、うさぎ全般にいえる病気や症状になります。

とはいえ、うさぎの飼育といえばこの2つをしっかり管理することが大切になりますので、病気と予防法について簡単にみていきましょう!

毛球症

毛球症は、毛づくろいで飲み込んだ毛が胃に溜まり、食欲不振や消化不良を引き起こす病気です。重症化すると命に関わることもあります。予防には定期的なブラッシングと食物繊維の多い牧草の給与が有効です。

不正咬合

不正咬合は、歯の伸びすぎや噛み合わせの悪化により引き起こされる病気です。ダッチに限らずウサギ全般に多く見られます。重度の場合、歯の削削りや抜歯が必要になることもあります。予防には牧草の給与と定期的な歯のチェックが大切です。

うっ滞のサインと予防法

うっ滞は、胃腸の動きが悪くなり食欲不振や排泄物の異常をきたす病態です。軟便や下痢、小さな糞、糞の数の減少などがサインです。最悪の場合、命に関わることもあります。予防には牧草中心の食事と適度な運動、ストレスの軽減が重要です。早期発見と迅速な治療が必要な病気と言えます。

ダッチとの上手なコミュニケーション

抱っこやなでるタイミング ダッチは比較的人に懐きやすい品種ですが、急に抱っこをしたり触ったりするのは避けましょう。うさぎは警戒心が強いので、ゆっくりと近づき、嫌がる素振りを見せたら無理強いしないことが大切です。特に食後や睡眠中は避けるのがマナーと言えます。

しつけの方法

ダッチに限らずうさぎは賢い動物なので、しつけで良い行動を身につけさせることができます。トイレトレーニングやケージから出す際の呼び戻しなど、根気強くトレーニングをすることが大切です。その際、エサを使って褒めると効果的です。叱ったり罰を与えたりするのは逆効果なので避けましょう。

ダッチ(パンダウサギ)の特徴

ダッチウサギは、別名パンダウサギとも呼ばれ、独特の白黒のツートンカラーが特徴的な品種です。オランダで発祥し、後にイギリスで交配され品種改良が進められました。歴史のある品種で、1910年にはアメリカのうさぎ協会でも公式に認定されています。日本では1960年代に輸入され、実験動物や愛玩動物として人気を集めました。

外見的特徴

ダッチの最大の特徴は、パンダを連想させる白黒のツートンカラーです。体の半分が白、もう半分が黒やグレーなどの色で、境目がくっきりと分かれているのが特徴です。また、顔も左右対称に白と黒に分かれた「ハチワレ」模様をしています。体重は1.5~2.5kg程度、体長は約30cmとやや小柄な部類に入ります。

性格的特徴

性格は総じて穏やかで人懐っこく、飼い主によく懐く子が多いと言われています。抱っこにも比較的寛容なので、初心者の方でも飼いやすい品種だと言えるでしょう。活発でよく動き回る一面もあり、ケージから出して遊ばせてあげると楽しそうに走り回ります。

まとめ

ダッチウサギは見た目の愛らしさだけでなく、穏やかで飼いやすい性格が魅力の品種です。寿命は7~8年ほどですが、適切な飼育環境と健康管理により10年以上生きることも珍しくありません。ただし、ダッチに多い病気や予防法については飼い主が理解し、日々の飼育に役立てることが大切です。

また、ダッチとの良好な関係を築くには、コミュニケーションの取り方にも気をつける必要があります。ダッチの特性を理解し、愛情を持って接することが、充実した飼育生活につながるでしょう。

管理人より

これもダッチ?
これもダッチ?

今回ダッチについて寿命を中心に特徴を説明してきました。

このウェブサイトを作成していくなかで、うさぎの品種について少し知ることになりましたが、このダッチはなんとなくどこか見たことがあるものでした。

 

というのも、どうしてもうさぎというと「白くて耳が立っていて長い」というイメージばかりで、私も例外ではなく「えっ?これもうさぎなの?」と知らない動物を見るような場合も多かったのです。

ただ、ダッチについては品種の区分は知らなかったものの、何か親近感がわく、もしくはどこかで触れあっていた品種のように思えます。

もしくは、白黒系はパンダのイメージがあるのでそれが原因かもしれませんが。

 

プレイボーイのロゴもこの品種なのかもしれませんね。