はじめてうさぎを飼う前の室内お迎え準備を解説します。
うさぎの飼育にあたって事前にやるべきことや知るべきことがあります。
これを読めばうさぎをお迎えする準備について分かるので役立ててくださいね!
お迎え前にうさぎの特性を知ろう!
「相手を知って己を知ればなんとか」って言いますが、うさちゃんも同じです。
まず、うさぎを家に迎える前に、うさぎの特性について理解することが重要です。うさぎは室内での生活に適応できる動物であり、室内での運動も必要です。しかし、うさぎは一見手のかからないペットのように思えますが、室内での運動を通じて予期せぬトラブルが生じやすいため、部屋の状態を整えることから準備を始めるべきです。
そのため、まずは部屋の状態を整えるところから始めるのが良いですが、気にしたいポイントを5つ挙げると次のようなポイントにまとめられます。
- 床が汚いのはダメ!
- 電気のコードは噛まれる!
- 木製などの家具も噛まれる!
- トイレの小は覚えるけど大はそのまましちゃう!
- 食事はちょっと手が掛かるかも!
これらについて詳しく説明していきますね。
うさぎにとって危険なものとは
うさぎにとって主な危険なものは、床に落ちているものや電源コードです。
うさぎは誤飲してしまったときに吐き出すことができないので、動物病院での手術などを除けば、基本的にうんちとして出てくるのを期待することぐらいしかできません。
ビニールなど消化が難しいものは当然として、うさぎにとって毒になりやすいものを食べてしまう場合があります。
また、電源コードはビニール部分や銅線部分を食べてしまうことに加えて、感電の恐れがあるので大変危険です。
つまりは、うさぎを迎え入れる部屋はきれいに掃除する必要があるうえに、コード類などのレイアウトも変更する必要があるというわけです。
家具や部屋の角も噛まれる!
ここまではうさぎ側の注意点でしたが、飼い主側にも被害が及ぶ点があって、それを3つにまとめました。
- 電源コードが噛まれて火災の恐れがある
- 机の脚など家具と部屋の角部分が噛まれる
- うんちをあちこちにされてしまう
電源コードについては、うさぎの届かない場所に通すなどで対象するほか、うさぎが運動できるエリアを限定させることで解決できます。
その点で、フリーエリアを作る場合には、柵などを新調する必要があるので、部屋にある物の配置に加えて、部屋自体のレイアウトも考慮したうえで決めたいところです。
トイレの小は覚えるが大は難しい…
うさぎはトイレについて、おしっこは覚えることができるのですが、うんちは覚えることが基本的にできません。
そのため、部屋中にうんちが落ちてしますのは、うさぎ飼育のうえでは避けられない現実があります。
とはいえ、実際にはそれほど大きな問題になることはなく、おしっこさえ覚えてくれればなんとかなります。
というのも、うさぎのうんちは草食動物なので、人間を含む肉食動物のものほど臭くも無く、また体調不良の場合を除けば固いうんちなので、フリーエリアを設けてあげるのが最良の解決だといえるでしょう。
うさぎの食事はちょっと気をつかう
うさぎの食事については難しいことはないのですが、ちょっと気をつかうポイントがあるために事前に準備しておきましょう。
まず前提として、うさぎは牧草を食べていないと「うっ滞」という症状が出てしまうので、「うっかり食事を用意し忘れた!」ということは犬や猫を飼育する場合よりも気にしなければいけません。
うっ滞とは、「消化管うっ滞(毛球症)」であり、うさぎの胃腸の動きが鈍くなることや、誤飲による腸閉塞によって起こる症状です。
加えて「不正咬合」の原因になりますので、しっかり食事を用意することが、うさぎ飼育の中心的な要素といっても過言ではないです。
うっ滞の原因と対策
うっ滞の原因はいくつかありますが、主な原因は以下のようなものになります。
- 牧草を適切に与えない
- 誤飲
- ストレス
- 運動不足
- 食欲不振
うさぎの食事について、種類は「牧草(ティモシー)」「ペレット」「野菜」がありますが、ペレットや野菜だけ与えて牧草を与えないことは、うっ滞の原因になります。
そのため、野菜は自炊する方にとって端材を処理してくれるので良いとして、うさぎを飼育するうえで牧草とペレットをしっかり用意して常に適切に与えることは、重要な要素と判断しています。
その他、うっ滞の原因対策については誤飲などしないようにさせた部屋で、毎日1時間ぐらい運動させてあげるのが役立ちます。(これが毎日となるとちょっと大変なんですが)
近所の動物病院をあらかじめ調べておくこと!
うさぎの飼育は主にうっ滞のリスクを抱えて行うものになります。
うさぎは草食動物ゆえにストレスも感じやすいのか、消化系関連の体調不良が多くなりやすく、うっ滞は死亡につながる症状のために、何かと病院に見てもらうことが多いです。
反面、犬と猫と異なり、うさぎは一般的な飼育動物ではありません(エキゾチックアニマル)から、診てもらえる動物病院も限られることから、地域のどこにそのような病院があるかはあらかじめ知っておくようにしましょう。
うさぎの飼育はうっ滞の対策を中心に考える
うさぎの飼育はうっ滞と関わる点が多く、はじめてうさぎを飼う前の室内お迎え準備については、これを中心に考えることでより良く理解することができるでしょう。
うさぎにとって適切な環境を用意できるかで寿命も変わってくるので、不慮の事故は仕方ない部分もありますが、あらかじめ対策できることや知っておくべきことは準備しといてくださいね!